ジェフリーディ-ヴァ-の「ウオッチメーカー」さすが「このミスがすごい」の一位だけある

 相変わらず、犯人の造形が素晴らしい。最初から、クローズコンタクトがある。助手の親族の事件と、まったく別な殺人事件がこれから絡みそうで、ワクワクする。

 これだけシリーズを書いても、ちっともマンネリにならないのは素晴らしい。主人公のリンカーン・ライムの四肢麻痺はだいぶ改善されている。そこも今後が楽しみである。第1作以来映画化されてないのは不不思議である。細かい資料分析の場面はサスペンス的には、映像では弱いからかもしれない。