「利休にたずねよ」はキセル直木賞だ!!

 最初の14ページでぐっと読者をひきつけます。最後のセンテンスがすごく印象的なので、それに向かって読みすすめますが、利休と秀吉の良く知られた確執のエピソードばかりで退屈です。

 最後の50ページが、14ページのセンテンスを受けた物語です。

 合計64ページが創作に値します。でも物語としてはがっかりです。