マクスウエルの悪魔 

日本の大学とアメリカの大学が、「マクスウエルの悪魔を」作ったと日経新聞に出ました。
ここ一年日経のサイエンス記事は抜群です。優秀な方が入ったのでしょう。 だいぶ前の実験ですが今頃騒がれたのでしょうか。

 東大と中大で作った悪魔により、情報の1ビットが1ケルビンのエネルギーであることが示されました。 私にとっては、相対性理論や、不確定性原理より興奮する事柄です。
すごく面白いサブミクロンの実験です。ビットが階段を上がるエネルギーが1ケルビン。 つまり情報が1から0に代わるエネルギーが捕らえられたのです。

ブラックマター(宇宙を充填しているもの。 まだ存在が発見されてない。日本はカミオカンデで観測中。 中国のスケールはもっと大きい)もいいですが。

マックスウエルの悪魔の仕業で、気体の平衡状態から、エネルギーが生まれます。無からエネルギーが得られます。
熱力学の第2法則が破られることにつながります。 「自然はどんどん無秩序の状態に向かう。逆はない」が否定されます。

日本の悪魔はサブミクロンですが、アメリカの悪魔はレーザー光線です。 お国柄ですね。