東宝本社の試写室で「7月24日のクリスマス」を見る。笑って、最後はちょっぴり涙。大人のロマンチックラブストーリーです。大沢たかおに日本のヒューグラントを期待したそうです。

 『嫌われ松子の一生』ですっかり中谷美紀のファンになって以来、彼女の出演映画、TVドラマ、エッセイなどを読んだり見たりしました。なんかストーカー的?
 綺麗な少女歌手が、知性豊かな女優へと成長する過程を堪能できました。特に「嫌われ松子の一年」「インド旅行記」というエッセイには感心しました。自分を見つめる確かな目と、観察眼。一本芯の通ったライフスタイルなど、関心しきりです。特に「嫌われ松子の一年」は女優という職業の葛藤ぶりが鮮やかに描かれています。心を込めた演技をした後には体調がすぐれなくなることの記述は、その世界に身をおかなければ経験できないことなのでしょう。

 さて試写ですが、大勢の専門家が見えていて、試写室が満室になり、急遽もう一つの試写室がオープンされ気分良く鑑賞できました。
 イヤほんとに、化粧化のない中谷美紀は美人ですね。ぼさぼさ髪の方が、エビちゃんルックよりも綺麗だと感じたのは私だけではないと思いました。
 ねたバラシはしませんが、シンデレラの靴が旨く使われていました。

 「長崎に行ったらコロッケパンを食べよう。」という気になる素敵な映画です。