映画「相棒」の脚本は輿水さんに書いて欲しかった

 TVシリーズが大好きで、全部見ています。再放送が最近あるのでそれも撮って2度楽しんでいます。
 TVシリーズで「今回はよかったな」、と感じるときの脚本は輿水さんが多いです。その時々の社会問題を、犯罪と関連付け、また鮮やかな推理でトリックを見破るというのは快感さえ覚えます。
 映画では、スケールが大きくなりそれなりに楽しめますが、謎解きがジェフリーディーバーみたいになってしまい、活字だと説得力があるでしょうが、実際のチェス盤では無理があります。なんといってもの欠点は、犯人の動機です。あのようなことを実行するための準備や火薬の入手など犯人像とはかけ離れすぎです。輿水さんなら納得のいくストーリーを考えたのではと残念です。

 映画は楽しめたし、いっぱいの観客(まさに老若男女)はフアンとして嬉しかったです。数年後に次回作を期待します。日テレがもっと早く作らせるかも知れません。ドル箱ですから。