将棋名人戦第３局森内名人の大ポカ

　名人戦で粘りに粘る羽生２冠に対して優勢に名人が進めていたのですが、羽生さんの飛車を王手で打った手に対して、銀でがんじがらめにしたところです。左下部で飛車が死んでいます。森内名人はこの図の後の、8六に桂馬が飛んだときの空き王手をうっかりしていたようで、やがて銀を取られ、飛車が脱出してしまいます。秒読みでもないのにとんだミスです。羽生さんの粘り腰が呼び込んだ勝利といったところでしょうか。
　第４局でも、名人が自陣に角を打つという？？？がありました。私は棋力があるわけではないですが、やはり３局の銀はひどいですね。角も利いてほとんど入玉体制ですから。
　この一手により、森内名人の狂いが生じ、羽生さんが永世名人達成になるのではないでしょうか。