ジョーンズ博士はグレードの高い教授でした

 映画の中で、後で息子と判明する若者にコーヒーショップでの会話で、自分のことを教授でテニアといってました。字幕には訳されませんでした。
大学のテニアというのは、教授職にずっと在籍でき、何年か働けば一年間大学に来なくて、好きな研究が出来るという資格です。別の大学で研究するというのが多いみたいです。IBMのフェローにもこのような制度があったようです。
 多くの人が、博士号を取り、助教授になりますが論文や獲得できた研究費などで毎年資格審査がおこなわれ、学校から追い出されることになります。多くの日本人教授が、アメリカから日本に帰る動機は、このテニアが取れなかったことが多いです。日本人ではオーム事件のとき、日本から依頼されてお手伝いされた苫米地教授はらくらくテニアを獲得された方です。めちゃくちゃ面白い怪教授です。

 その意味でジョーンズ教授は立派な業績を残したのでしょう(映画では最後は宝は手に入りませんが)。古代語にも通じていますから。
 映画の最後にたぶん学部長に出世したような感じがありましたが、突然の画面だけなので確認は出来ませんでした。